摂食障害を回復させるメガネの調整

 

摂食障害を回復させるには何が必要なんだろう。

 

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そもそも摂食障害ってどんな病気なんだろう?

食べられないという現象が病気なのか。

食べ過ぎるという現象が病気なのか。

  

摂食障害って、何に対する病気なんだろう。

どこが異常なんだろう。どこがおかしいの?どこが苦しいの?

 

ちなみにWiki様はこう仰ってました。

摂食障害(せっしょくしょうがい、Eating disorder ; ED)は、食行動の重篤な障害を呈する精神障害の一種である[1]

引用元:Wikipedia

 

わたしが考える「摂食障害」とは

 摂食障害という病名って捉え方によっては大きな誤解を招くよなぁ。

 

それは、

摂食障害が、食べれなくなること・食べすぎて吐いてしまうこと

そのこと自体が病気なわけじゃない、から。

 

その根っこにある、生きづらさだったり、心のわだかまりだったり、それにもう限界だよーって表に出た形が「食べられない・食べ過ぎる」だとわたしは思っています。

 

だから病気を理解するにも、

自分の体調を理解するにも、

自分自身を理解するのにも、

 

どれだけ表面の「摂食障害」に目を向けても見えないものがたくさんある。

病気を治す上で、内側に目を向けることが大切になります。

 

苦しいのは心、影響が出ているのは脳

信じたくない現実ですが、摂食障害は明日起きたら治っている病気ではありません。

 

風邪や怪我みたいに、直接症状に働きかけて治るような病気ではないからです。もっと複雑で、色んなものが重なっている。

 

近年の専門医からの発表では、

  • 遺伝素因
  • 本人のストレス対処法や性格
  • 社会、文化的要因

この3つが複雑に絡まって発症するとされています。

 

遺伝素因や社会文化は自分で変えられないので、自分のストレス対処や物の考え方を見直すことが回復のポイントです。

 

きっと自分のストレスや物事の捉え方は無意識的に自分の認知というメガネを通して自分に届いています。なんらかの影響を受けて、そのメガネが曇ってしまっていたり歪んでしまっているかもしれません。曇ってなくても、歪んでなくても、自分のサイズには合ってないのかもしれないです。

 

ちょっとずつ、ほんのちょっとずつでいいので、その縺れた糸を解いていく練習をしましょ。すると、根っこのグチャグチャに対する見え方や思いが少しずつ変わったり少し自分を見る目が変わってきたりします。

 

そんな一歩一歩の積み重ねが、摂食障害という症状を和らげるんだとわたしは考えます。

摂食障害を治すことは、自分が生きやすい方法を見つけることです。

 

 

 

竹口 和香