言葉を吐く。

5年の摂食障害、そして回復、そして今。

《前編》元摂食障害の私の恋愛記。心をなくした女が一人の人間と向き合うまで。

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前々回の恋愛記事の反響が多かったので調子に乗って続編。 

自分の恋愛を棚卸ししてなかったから結構時間かかっちゃった〜

waka0105.hatenablog.com

 

 

さて、私が利用愛に奮闘していた頃から書きますね。笑

 

 

 

依存愛から一変、100人に1の愛をもらおうと利用愛に転身した私は、

適当にその場しのぎの笑顔で演じて、小さな承認を集めるだけで、不安と寂しさで動いていた心のジェットコースターの波を止めることに成功しました。

 

 

「いい子」の私が消えた分、私の中には「やな女」が生まれました。

 

 

誰かが私の前から去って行くことも全く怖くなくなりました。

 

誰かの唯一の女になりたいとも思わないし、私も異性として誰かを見ることはなくなりました。

 

リスクなく複数の軽い承認が、今この一瞬だけ心の穴を埋めてくれるようでした。

 

 

「あぁ、こんなラクして承認が得られるんだ」

「愛とか恋とかもう要らない。」

 

 

ジェットコースターが止まったどころか、心すら動かなくなっていました。

 

 

心が麻痺した女が発した言葉

今の旦那さんと出会った当時も同じようなことを言っていたなぁ。

もちろんビビビッ的なアレはなかったです。

 

 

「付き合うメリットってなに?」

「将来結婚しない限り別れが来るって事はリスクめっちゃでかくない?」

「今 別に苦労してないから興味ない」

 

 

平気でこんな言葉を発するようになっていました。

 

とあるカフェで2時間ほど【付き合うメリット】について討論したこともあります。

 

それでも人を好きになる感情すら全く理解できませんでした。

それくらい私の心は動かなくなっていました。

 

 

今、旦那さんに「当時の私どんな感じやったん?」と聞くと

「壁」とだけ言葉が返ってきました。(震える・・)

 

 

そんな心が麻痺した私が人と付き合えたこと、ましてや結婚までするとは想像もしていなかったです。求めてすらもいなかったです。

  

 

壁の向こう側で思うこと

 

結局のところ、私は心のどこかで「本当の自分で誰かと向き合いたい」と思っていました。

 

でもそれが怖くて傷つきたくなくて諦めた。自分を守るために、今を埋めるだけの人間関係しか築けなくなっていました。

 

 

それは恋愛に限ったことじゃない。

誰に対しても、自分を守るために偽りの自分で接して、結局そのことが自分を苦しめることになっていました。

 

 

「付き合うメリットが分かりません」と言って、でも無自覚ながらそれは「誰か私に教えてください」というサインだったのかもしれません。

ただ大抵の人は、私の前から去っていくか、遊びの関係を求めるかのどちらかでした。

 

 

本当は誰かに助けてほしかったし、本当の私はここにいるよ!!って叫びたかった。

 

今を埋める承認なんて、本当の愛じゃないことぐらい私が一番よく知っていた。

 

けど見ないふりをしていた。それを手放せない弱い自分もいた。

 

 

 

ダメな私から逃げなかった人

「付き合うメリットが分かりません」そういった私に

 

「なんでそう思うの?」と聞いた人がいました。

 

 

今まで「なんで?」なんて言われたことなかった。

そのとき初めて、私がなぜ付き合うことに恐怖を覚えるのか、

荒く雑な言葉ながら、少しだけ言葉にすることが出来ました。

 

 

「承認を与えてくれる人たち」として一纏めにしようとしていたその人は、私の前で「一人の人」として存在するようになりました。

 

 

少しだけ、自分の言葉で自分の話をしてみた。

去っていったらその時はその時だろうと思って話してみた。

 

 

その人は逃げなかった。

代わりに、自分の話をしてくれるようになった。

 

 

恋愛感情なんて持てないけど、だけど目の前のその人はちゃんと色付けられた「一人の人」として感じられるようになりました

 

 

 

頭では分からないけど心が感じたもの 

この人は私の何がほしいんだろう。

 

そんな不信感を持ちながらも、だんだんと自分の言葉で話せることが増えている自分がいました。

 

 

そうすると、少しだけ、自分に自信が持てるようになった。

まだまだ「本当の自分」じゃないけど、少しだけ壁が小さくなった不思議な感覚でした。

 

 

私の話をすると、目の前のその人も自分の話をしてくれた。目の前のその人も過去のある話をしてくれた。それを私に話してくれた。

 

知ったからこそもっと知りたいと思えるようになった。久しぶりに誰かに対して感情がわいた。

 

その人がだんだんと色づいていくのが分かりました。

 

 

「自分のことを話しても逃げないでいてくれる」 

 

なんの意図かは分からないけど、その事実にとても支えられた。

 

今まで演じていた私ではなく、本当の私を見て目の前にいてくれる人がいる。

少しずつ自分の言葉で自分の話をする私を真っすぐ見てくれた。

 

 

でも、やっぱり逃げたくなった

目の前のその人に不思議と安心感を抱くようになったと同時に、

「私がこの人を潰しちゃいけない」と強く思いました。

 

私が目の前のその人を幸せにする自信なんてこれっぽっちもなかった。

私の話を聞くその人を見て、「見る目ないな」と心底思った。

 

 

私より可愛い人も、優しい人も、病んでない人も、腐るほどいる。

わざわざこんな女を選ばなくていいと思った。

 

 

 

また、私は誰かと向き合うことから逃げたくなった。

 

 

 

次回、「目の前のその人」が「大切な人」になるまで。です

 

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もしご希望のお題があればお気軽にコメントください⚪︎

※匿名・非公開です

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竹口 和香