言葉を吐く。

5年の摂食障害、そして回復、そして今。

完治した私が摂食障害と闘う方に伝えたいこと #NHK障害福祉賞 記録④

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最近よく「なんでそこまでして自分の辛い過去を発信すんの?」と聞かれます。

「お前は一体何がしたいの?」と聞かれます。(盛った)

 

 

私は、「未来は決して暗くない」伝えたい

そのために発信をしています。

 

 

これは、私が摂食障害だった頃に一番欲しかった言葉でした。

  

今回は、私がこの賞の応募に至った背景や思いを書きます。

 

摂食障害を発信する背景

私が摂食障害と闘っていたときの経験が心に残っています。

 

ネットが与えてくれた私の暗い未来

摂食障害で苦しんでいたとき、

私の情報源となるものはインターネットでした。

 

当時、医者にもかかっていなかった。

家族にも相談できなかった。友達も知らなかった。

 

そのときに一番ラクに情報を集められるのがインターネットでした。

 

本当に苦しいときは不幸に溺れて甘えたい日もあった。

誰かが同じ症状で苦しんでいることに安心する日もあった。

 

でも本当に欲しかったのはそんな情報じゃない。

私の未来を知りたかったんです。

 

こんなワケの分かんないことになって私の人生これからどうなるの?

それが不安で怖くて仕方ありませんでした。

 

でも、そのとき私がネットで目にした情報は

あまりにも自分の未来を暗くするものでした。

 

「死亡率が高いらしい」「治らないんだって」「理解されないよね」

「今日はこれだけ吐いた」「再発して死にたい」

 

「あ、私はこの先もずっと暗い道を歩んでいくんだ」と知った瞬間でした。

 

あの時、地獄に溺れながら探し回った情報で

少しでも希望が見えるものがあったら何かが違っていたのかもしれません。

 

 

 一番欲しかったものは「少しでも希望の持てる未来」

誰しも未来に希望を持てないと、この世で生きる意味を失います。

当時の私はその状況に陥りました。

 

生きていても一生摂食障害。

生きていても一生地獄。

仮に治っても引きずり戻される。

 

 

じゃあ生きてる意味って何なの?

そう感じていました。

 

私はネットにすがりついて、

私の未来を探し続けていました。

 

 

今はつらくても、

いつか楽になる未来があるって信じたかったんです。

 

 

だから私が発信できること

今、私は摂食障害を完治をさせて、

あの頃ネットで見た未来と違う道を歩んでいます。

 

完治した私が「やりなおせる」を証明する

だから私は、あの頃に自分が欲しかった言葉を伝えつづけます。

 

ちゃんと地獄から帰ってきた奴もいるよって証明したいんです。

だから、顔を出して本名で書く。

 

 

私は、苦しみをとってあげる魔法使いでもないし、

パートナーや家族になってあげることもできない。

 

だから私は、真実を伝えつづけることで誰かのためになりたい

同時に、もっと多くの人に正しく摂食障害を理解してほしいと思っています。

その理解が、また誰かの救いになると思っているから。

 

このブログで病気が治るなんて奇跡は起きません。

だけど、摂食障害の未来が必ずしも地獄でないことだけは伝えられます。

 

 

未来はまだ起こってないことです。

摂食障害の未来は必ずしも暗くない。

 

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映画「dieAter」に出演しているロペさんのポストカード

 

竹口 和香