言葉を吐く。

5年の摂食障害、そして回復、そして今。

あのマラソン選手も苦しんだ摂食障害の合併症、クレプトマニア(万引き依存症)は犯罪なのか。

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クレプトマニア(窃盗症)。

 

 

摂食障害によく見られる合併症です。

最近だと、元マラソン選手がニュースになりました。

friday.kodansha.co.jp

 

症状は分かりやすく、

要は、万引き依存症です。

 

 

間違いなく犯罪である窃盗。

だけどその原動は精神疾患。

 

 

 

クレプトマニア(窃盗症)とは?

 

クレプトマニアとは、以下の通りです。

クレプトマニアは「窃盗症」や「病的窃盗」とも呼ばれる精神疾患のひとつです。通常の窃盗行為は「○○が欲しいけどお金がないから盗んで手に入れよう」というように、行為者が利益獲得を目的として盗みを行うものです。
これに対して、クレプトマニアは、十分な資産を有しているのに数百円の物の窃盗を繰り返したり、窃盗する物自体には大して関心を持たないことも多くあります。 窃盗後は、盗んだ物を放置したり、一度も使わずに捨ててしまうこともしばしばあります。

   引用元:クレプトマニア(盗症、盗癖)とは | クレプトマニア医学研究所

 

 

モノを得るために行う、窃盗。

 

それがモノ目的でなく、

窃盗という行動そのものに依存してしまうのが、窃盗症。

 

 

 

当然、「悪いことをやっている」という自覚はあります。

 

だけど、やめられない。

 

 

病気??甘えんな。犯罪だろ。

きもい。理解できない。

やめれないって何?

 

 

犯罪者。

 

 

そう、万引きは許されない。犯罪だ。 

なのに、なぜ、盗まなくちゃいけないのか。

 

 

一瞬の高揚感と満足感への依存

理解ができないかもしれないけど、

摂食障害やクレプトマニアにも、

一瞬の「幸福」が訪れます。

 

 

摂食障害は、大量のモノを吐いた後の一瞬。

クレプトマニアは、モノを盗んだ後の一瞬。

 

 

 そこに怪奇的な高揚感が生まれます。

  

 

満たされない何か、

報われない何か、

その、どうしようも出来ない苦しさを、埋めるように。

 

 

だけど、もちろん幸福はその一瞬だけ。

その後には絶望に近い自己嫌悪に陥ります。

 

 

でも、自分の意思で辞めることが出来ません。

 

 

 

理解されないことは痛いほど分かっています。

でも、そんな不可解なことが、実際に起きているのです。

 

 

 

なぜやめられないのか

 

摂食障害やクレプトマニアに限らず、

色んな依存症等の嗜好性障害の方は

「自分の中に二人の自分がいる」とよく話をします。

 

 

 

それは、大脳辺縁系というところと深く関係しているから。

ここは、本能に近く理性でコントロールできない場所。

 

 

 

普段から狂っているわけじゃない。

理性的で真面目で常識的な自分がいるのに、

強い衝動に簡単に自分が破壊されてしまうんです。

 

 

自分で、自分が、一番恐ろしい。

自分が、自分の中の自分に、破壊されていく。

 

 

「もう二度とやらない」と誓ったのに。

 

 

 

クレプトマニアは犯罪か。

 

色々と書きましたが、

 

クレプトマニアの行動は、

許されないことをしている。

その事実は変わらない。

 

 

犯罪だ。

 

 

だけど、

「こんな病気もあるんだな。」って

頭の片隅に置いてくれるだけでいい。

 

 

「犯罪」の一言で片付けられない人もいるって

この記事で、知ってもらえると、嬉しいです。

 

 

 

世の中にはそんな人もいるんだと。

 

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竹口 和香